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2019.06.28更新 / 27views

経済的・肉体的負担の少ない治療法!オールオン4とは

オールオン4は、多くの歯を失ってしまった方におすすめの、インプラントを使用した治療法です。これまで使用されてきた方法に比べて、経済的・肉体的負担を減らすことができます。

例えば、総入れ歯は外れやすく、違和感や痛みも出やすいことがデメリットです。そして、一般的なインプラント治療では、失った歯の本数に合わせて1本ずつインプラントを埋め込まなければなりません。

しかし、オールオン4はこれらの負担をかけることなく、治療することができます。ここでは魅力的なオールオン4の特徴や治療の流れ、メンテナンス方法についてご紹介しましょう。

第1章オールオン4 とは

1-1オールオン4とはどのような手術か

オールオン4は、ポルトガルの歯科医師パウロ・マロによって開発された手法です。インプラント体を斜めに埋め込み、その上に義歯を固定させる手法です。オールオン4には、ほかに以下のような特徴があります。

■オールオン4は4本のインプラントを使用する

オールオン4とは、その名前の通り「4本のインプラント体」を使用します。バランスよく、前方の顎骨(がっこつ)に埋入することで、少ない本数で義歯をしっかりと固定できることが特徴です。また、すでに総入れ歯を装着している方や、多くの歯を失っている方に、おすすめの治療方法です。

■オールオン4は手術の負担が軽い

従来の方法で総入れ歯をインプラントにする際は、片方の顎だけでも10~14本のインプラントを埋め込むことが必要でした。
しかし、オールオン4では、上下合わせても8本で済ませることができます。その分、費用も安価であり、身体にかかる負担も軽くすることが可能です。

■オールオン4は治療期間も短い

オールオン4では、インプラントを埋め込む本数が少ないことに加えて、埋め込むのに十分な骨が残りやすい前顎を選んでいます。そのため、インプラント体の調整や、骨の増生などの準備を短縮することが可能です。また、早ければ仮歯を手術当日に装着することもできます。

次の項目では、これらの特徴を踏まえてオールオン4のメリットを紹介していきましょう。

オールオン4のメリット

オールオン4は従来の総入れ歯や、インプラント義歯と比べて以下のようなメリットがあります。

■メリット1:治療費を抑えることができる

失った歯の本数に合わせてインプラントを埋め込むと、大変な費用がかかります。しかし、オールオン4なら、4本だけで全体を支えることが可能です。本数を最小限にすることで、費用を格段に抑えられます。手術費用だけではなく、身体への負担も少ないこともメリットです。

■メリット2:手術をおこなった日に仮歯を固定できる

オールオン4は、インプラントの埋め込み手術をおこなった当日に仮歯を入れることができます。そのため、柔らかいものであればすぐにかむことができます。
また、術後すぐに固定するため、食事だけではなく発音にも支障が出にくいこともメリットといえるでしょう。

■メリット3:嘔吐(おうと)反射が起きる可能性が少ない

総入れ歯など上顎を覆うものは、嘔吐反射という症状が出ることがあります。これは違和感からくる吐き気のことで、慣れるまで時間がかかります。
しかし、オールオン4はインプラントで固定するため、違和感が少ないことが特徴です。そのため、嘔吐反射が起きにくいというメリットもあります。

このように多くのメリットがあるオールオン4ですが、いくつかのデメリットもあります。次はオールオン4の注意点を確認していきましょう。

オールオン4のデメリット

オールオン4には以下のようなデメリットがあります。

■デメリット1:歯を抜かないといけない

義歯が口腔内を覆うため、歯が残っている場合は、抜歯する必要があります。そのため、まだ健康な歯が多く残っている方には、向いていない治療法であるといえるでしょう。

■デメリット2:普段は取り外すことができない

固定されていることはメリットであると同時に、デメリットであるともいえます。入れ歯のように頻繁に取り外して清掃することはできないため、日々のメンテナンスをしっかりとおこなうことが大切です。

■デメリット3:インプラントの埋め込み手術が必要

当然ながら、インプラントを埋め込む手術が必要です。そしてインプラント手術には、顎の状態や疾患の治療状況などの条件があるので、人によっては受けられないこともあります。

以上がオールオン4のデメリットです。こうしたデメリットは、ほかの治療法にも多かれ少なかれ共通しているものなので、総合的にみれば、デメリットは少ない方だといえるでしょう。それでは次の章では、オールオン4治療の一般的な手順を確認していきましょう。

第2章オールオン4の治療の流れ

初回の準備

手術の前には、検査や準備がかかせません。まずは、これらの準備について知ったうえで、治療に臨めるようにしておきましょう。

■流れ1:検査

まずはレントゲン・CT撮影などの検査です。主にインプラントを埋め込むために、顎の形状や骨の高さが十分あるかどうかを調べます。検査結果によっては、受けられないこともあるので注意が必要です。その検査結果に応じて、今後の治療計画を立てます。

■流れ2:準備

次は口の中の型取りです。印象材という素材を歯にあてて歯型を取ります。歯型が固まるまでにかかる時間は数分程度です。これによりかみ合わせを確認したり、手術後に使う仮歯作成用の模型づくりをおこなったりします。

手術本番

準備が完了すれば、いよいよ手術本番です。事前に体調をしっかりと整えておきましょう。

■流れ1:インプラントの埋め込み

前方の歯茎を切開し、義歯を固定するインプラント体を埋め込みます。また、歯が残っている場合は抜歯もおこないます。

歯医者さんによっては、部分麻酔だけではなく、全身麻酔などを使用できるところもあります。事前に歯医者さん選びで確認しておくとよいでしょう。

■流れ2:休憩

インプラントを埋入した後は、しばらく休憩が必要です。歯医者さんによっては、手術室や待合室のほかに専用の休憩室を設けているところもあります。手術は当日中に終了するので、入院する必要はありません。

■流れ3:仮歯の装着

仮歯を装着します。手術当日におこなうことが一般的ですが、場合によっては後日装着することもあります。

仮に装着するものですが、見た目だけではなくかむこともできるので食事を楽しむことが可能です。仮歯や顎の状態によって、かめる硬さに差が出るので、担当の先生に確認しておきましょう。

手術以降

埋め込んだインプラントがなじむためには、数ヵ月程度の期間が必要です。それが過ぎれば、ついに義歯の取り付けをおこないます。

■流れ1:義歯の装着

これまで使用していた仮歯を外して、義歯を取り付けます。かみ合わせのチェックをおこない、問題なければこれで治療は終了です。長く使用する身体の一部なので、丁寧にケアしていきましょう。

■流れ2:メンテナンス

治療が終わった後も、先生の指示通りに、定期的にメンテナンスに通いましょう。次の項目ではメンテナンスでおこなう内容や、一般的な頻度について紹介していきます。

以上がオールオン4手術の一般的な流れです。あくまでも一例なので、歯医者さんの方法や、口腔内の状態によって異なっていることもあります。どのような手順を踏むのか、あらかじめ確認しておきましょう。

第3章オールオン4のメンテナンス

クリニックでおこなわれるメンテナンス

オールオン4の手入れはクリニックでおこなわれるメンテナンスと、自分でおこなうセルフメンテナンスに分けられます。まずは、クリニックでおこなうメンテナンスから確認していきましょう。

■チェック1:かみ合わせのチェック

治療が終わった後も、かみ合わせや使い心地をチェックすることは大切です。顎の状態によって、義歯にかかる力も変わってくるので、かみ合わせにずれがないか確認してもらいましょう。

■チェック2:レントゲン撮影による検査

義歯やかみ合わせのチェックの次は、顎全体をレントゲンで撮影します。外からでは分かりにくい、顎の内部の状態を測定することが可能です。歯医者さんによっては、ペリオテストという方法で、インプラントの結合具合をチェックすることもあります。

■チェック3:クリーニング

メンテナンスの中でも特に重要な部分です。オールオン4で使用する義歯はしっかりと固定されていますが、歯医者さんなら取り外して清掃することもできます。義歯を清掃してもらい、また口腔内の歯垢(しこう)や歯石も除去してもらいましょう。

メンテナンスの頻度

それでは、クリニックでのメンテナンスはどれぐらいの頻度でおこなうものなのでしょうか?ここでは一般的な例を紹介します。

■検診1:オールオン4の治療が終わってから1ヵ月後

治療後、初回のメンテナンスは特に重要です。違和感や不都合がないか、気になったことはすぐに質問しておきましょう。

また、普段のセルフメンテナンスが、きちんとできているかどうか、みてもらうことも重要です。ほかに、磨き方に偏りがないかもチェックしてもらいましょう。

■検診2:1年間は3~4ヵ月に1回

治療してから1年間は、セルフメンテナンスを丁寧にしているつもりでも、見えない部分に歯垢がたまりがちです。そのため、この時期は3ヵ月を目安にして通うようにするとよいでしょう。

■検診3:2年目以降は半年に1回

普段のかみ方もなじみ、セルフメンテナンスにも慣れてくるころには、半年に1回程度でも十分になってくるでしょう。もちろん、もっと頻繁に清掃してもらいたい方は、より短いスパンで通うこともできます。

治療後も健康な口腔を維持するために、忘れずにケアをおこなっていきましょう。それでは次は、普段自分でおこなうメンテナンスの方法を確認しましょう。

セルフメンテナンス

最後にセルフメンテナンスの方法も確認していきましょう。口腔内の健康を保つためには、やはり普段から丁寧にケアしていくことが重要です。

基本的には、普通の口腔ケアと変わるところはありません。しかし、天然歯と人工歯の違いを理解すれば、きれいにメンテナンスをおこなうことができます。

■セルフメンテナンス1:歯間ブラシやデンタルフロスを使ってケアをする

歯間ブラシやデンタルフロスは、天然の歯でも重要ですが、オールオン4を使用するときは特に重要です。歯茎と人口歯の間に、食べ物や歯垢が詰まってしまうので、丁寧に取り除いていきましょう。

■セルフメンテナンス2:ブラッシングも丁寧におこないましょう

細かな部分を掃除した後は、通常の歯を磨くように義歯全体を丁寧にブラッシングしましょう。ひとつのパーツだからといって大まかに磨くのではなく、1本ずつ丁寧に磨きましょう。

■セルフメンテナンス3:うがいなどで口内を洗浄する

最後はしっかりとうがいをしましょう。水だけではなく、デンタルリンスも使用するとさらによいです。特に就寝中は口腔内が乾燥し、雑菌が繁殖しやすい状態になるため、念入りにうがいをしましょう。

まとめ

オールオン4は、経済的・肉体的に負担をあまりかけずに、天然の歯のように快適な食事を楽しむことができる治療方法です。きちんとメンテナンスさえしていれば、面倒な管理もいりません。残されている歯が少なくなりお困りの方は、オールオン4を受けることを検討してみてください。

しかし、オールオン4は身体の状況によっては受けることができず、すべての歯医者さんで受けられるわけでもありません。

まずはオールオン4を受けることができる評判の良い歯医者さんを見けること。そして、ご自身が治療に求める条件を伝えて、どのような治療がよいかを見極めましょう。

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