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2019.08.23更新 / 29views

インプラントで失敗したくない!歯医者の選び方

インプラント治療を受けようと思っても、どういう基準で歯医者さんを探せばよいか、まったくわからないですよね。ホームページを見ても医院側に都合のよいことしか書いていないのが現実。いったいどう判断すればよいのでしょうか?

そんなお悩みをおもちの方向けに、この記事ではインプラント治療を受ける歯医者さんの選び方について、特に設備面、院内環境、治療内容の面からまとめました。

さまざまな項目ごとに重視すべきチェックポイントを紹介しているので、インプラントを検討中の方はぜひ参考にしてください。

インプラントの歯医者選びで重視すべきこと

さまざまな要素が高い水準でそろっていることが大切

歯をなくした場合の治療として、従来は入れ歯やブリッジが一般的でしたが、近年ではインプラントも広まってきています。

インプラントは、歯茎を開きドリルで穴をあけて、ネジ状の歯根を埋めこむ方法です。骨と歯根が強く結合し、その上に義歯をかぶせることで安定が得られるのです。

そのためには外科手術を要しますが、全般的に難しく、技術、知識、経験、院内設備など、さまざまな要素が高い水準でそろっていることが大切です。

インプラントに特別な資格は必要ない?

実はインプラント治療をおこなうのには特別な資格など必要なく、歯科医師であれば誰でもおこなえてしまいます。保険外の自由診療で高額となるため、なかには一度講習会に参加しただけの知識・技術ともに未熟な状態で施術にのぞんでいる歯医者さんもいるようです。

インプラントは治療の精度やメンテナンス次第では、10年、20年、あるいはそれ以上でも使い続けられる可能性があるものです。

そこで、よい医院、よい歯科医師を選び、治療を受けることが、インプラントを長持ちさせることにつながります。

技術・知識を証明する「資格」の有無をチェック

一つの基準として、インプラントに関する資格をもっているかを考慮してみましょう。

インプラントの資格には大まかに、それぞれの学術学会が認定するもの、インプラントメーカーが認定するものがあります。

学会の場合、資格取得、さらに数年に一度の更新のために、一定数の研修会への参加、研修発表、症例などが必要になることもあり、ある程度以上の経験や知識があると判断できます。さらに上級資格になると、ほかの歯科医師への教育も任されることもあります。

メーカー認定の方は、そのメーカーのインプラントの扱いを深く習得していることを証明するものです。こちらも、取得していることで育成に携われる資格も同時に有することができます。

これらを保有しているからといって、むやみに治療を任せるのはおすすめしませんが、判断基準の一つとしては有効といえるでしょう。

どんな機器を導入している?設備面をチェック!

より高精度のインプラント治療を受けるために、まず設備面の特徴から歯医者さん選びのコツを挙げていきます。

歯科用CT

従来のレントゲンでは2次元でしか撮れなかった口腔内の状態を3次元画像で撮影でき、インプラントを埋める位置の骨の厚み、密度などが把握できます。

これにより、そもそもインプラント治療自体が可能であるか、適したインプラントの形状はどれかなどがわかります。

さらに、神経や血管の通り方なども見られるので、手術時に損傷するといったリスクを防ぐための綿密な治療計画が立てられます。

未導入の場合、提携医院や大学病院で撮影をおこないますが、それを手間に感じるようなら導入済みの医院を選択しましょう。

ガイドシステム

インプラントメーカーなどによるガイドシステムは、歯科用CTの3次元データをもとに、インプラントを埋める位置、角度、深さなどのシミュレーションがおこなえます。

そのうえで、マウスピース型のガイドを作製し手術時に装着します。ドリルを入れる位置を指し示す穴があいており、歯科医師の経験や勘だけに頼らない、インプラントの埋めこみが可能となります。

オペ室

インプラント治療に本格的に取り組んでいる医院では、インプラント専用のオペ室を設置していることもあります。

特に外科手術では、切開部からの感染によるリスク面の不安がつきまといます。

専用オペ室は衛生管理が徹底されているはずで、リスクを抑えた治療が受けられる可能性が高まります。

さらに、手術時の手元を照らす照明、患者さんの急変にすぐに気づける生体モニターや、応急処置セットの導入などにより、リスクを減らし、万一のトラブルに迅速に対処できます。

リスク管理や居心地は?院内環境や治療への取り組み

感染対策が徹底している

オペ室に限らず、院内全体の感染対策も考慮するべきでしょう。特にインプラントのような外科手術をする場合では、これらの対策は必須といえるので注意しましょう。

  • 滅菌器を使い、器具類をこまめに消毒している
  • 使い捨てにできるものは使い回さず都度交換している
  • 殺菌水システムを導入するなど、水にもこだわっている
  • 治療室のちりなどを除去する口腔外バキュームや空気清浄機を導入している
  • こまめに清掃をして清潔に保たれている

院内環境が整っている

お子さんのいる場合は保育士常駐のキッズスペースで預かってくれる、またバリアフリー対応で車いすやベビーカーでも通えるなども、状況次第では優先事項となるでしょう。

また、待合室のデザインや診療チェアにもこだわっているなど、快適な院内環境づくりに気を配っている医院もおすすめです。

麻酔法が豊富に用意されている

手術では局所麻酔を打つので痛みはほとんどありません。そのうえで、麻酔注射を刺す痛みへの対処や、恐怖心自体を取りのぞける麻酔を用いている医院もあります。

  • 表面麻酔(歯茎の感覚を弱める)
  • 電動麻酔器(注入スピードを調節して注射の痛みを抑える)
  • 麻酔液を体温ほどに温める(温度差による痛みを軽減)
  • 笑気麻酔(不安感をやわらげる)
  • 静脈内鎮静法(ウトウトした状態になる)

難症例に対応している

一般的な医院では難しい治療法をおこなっている場合、技術がある程度高い可能性があります。ただし、技術があまりない状態でもこれらの難症例をおこなっているケースもゼロではないので、過信は禁物です。

  • 骨再生治療(サイナスリフト、ソケットリフト、GBRなど)
  • オールオンフォー(4本のインプラントで総義歯を支える方法)

歯科医師が成長努力をしている

インプラント治療は今でも日々研究が進み、常に新しい論文なども発表されています。

数年もすれば主流だった治療法が時代遅れになっていることもあり、新たな情報をこまめに習得する努力も必要になります。

  • 定期的に研修会に参加している
  • 歯科医師本人が研究発表をおこなっている
  • インプラントに関する出版経験がある
  • 大学病院や講習会などで、ほかの歯科医師への教育を担当している

ホームページが充実している

ホームページも医院選びの参考となります。特に以下の要素をチェックしましょう。

・症例

インプラントの手術では、経験の数が成功率にも影響するといわれています。ただし、質の低い治療を数だけこなしているケースもあるので、参考の一つとしてとらえましょう。

・症例写真

特に歯科医師同士から見た場合、写真を見れば治療の善しあしは明確にわかるそうです。そこで治療例として写真つきで紹介しているようなら、治療に自信があるという証しになります。

・口コミ

医院ホームページに加えて、口コミサイトも参考になります。実際にその医院で診療を受けた患者さんの感想が書いてあり、ホームページからは判断できない対応面、環境面などの詳細が把握できます。

ずっと通える?立地・スタッフ対応などのチェック要素

無理なく通える立地や診療曜日・時間

インプラントは治療自体にも何度も通院が必要で、治療後にも数カ月に一度ほどのペースで定期検診に通わなければいけません。そこで、自身の仕事や家事などの生活習慣と相談し、無理なく通える歯医者さんを選択することが大切です。

  • 立地(自宅や職場から無理なく通えるか)
  • 診療曜日・時間(平日多忙な場合は、夜間診療、土日診療などをしているかなど)

ただし、少しぐらい場所が遠い場合でも、良い歯医者さんがいるのであればその限りではありません。さまざまな要素から総合的に判断しましょう。

施術担当が常駐の歯科医師

インプラントを担当する歯科医師が、医院常駐であれば万一のトラブルの際も迅速に対応してもらえます。しかし、常駐ではない非常勤歯科医師の場合では、そういったアフターケアが十分に受けられない可能性があります。

言葉遣いや笑顔などスタッフ対応

患者さん目線のいい歯医者さんというのは、自然と院長先生の思いがスタッフ全体に伝わり、心地よい雰囲気が院内全体から感じられるものです。

インプラント治療では結果として何度も通院することになるので、治療の腕だけでなく、シンプルにこの歯医者さんに通いたいと思えるかどうかも重視すべきでしょう。

  • 予約電話をしたときの言葉遣いや感じのよさ
  • 医院に入ったときの受付のあいさつ、笑顔など
  • お手洗い、待合室などが清潔か、汚れがたまっていないか
  • 事務的な流れ作業のようではなく、じっくりコミュニケーションをとってもらえるか
  • 院内で勉強会などを定期開催して、知識や技術の向上に取り組んでいる

取り扱いメーカーの説明ができる

なかには安価なメーカーの製品を使い、非常に低い価格でインプラント治療をしている医院もあります。決してそれ自体が問題ではありませんが、メーカーによっては倒産してしまいその後のケアや部品調達などが困難になるケースもあります。

また、大手メーカーの場合、引っ越して転院する場合でも取り扱い医院が見つかりやすいというメリットがあります。

値段よりも、どうしてそのメーカーを採用しているのか、どういう理由でそのメーカーのインプラントを自分に使おうと思ったのかを、しっかり歯科医師に確認すべきです。

保証期間がついている

インプラントには治療後5年や10年などの保証期間がついていることが多いです。

これは各自医院でおこなっているケースと、外部機関がおこなっているケースがあります。基本的には、治療後の定期検診を欠かしていないことが条件となります。

外部機関の場合では、引っ越しの際でも、転居先近くの加盟医院で引き続き保証が受けられるのが利点です。

保証は、破損や損傷の場合の再治療が主な内容です。事前に、どういう条件でどういった保証が受けられるのかをしっかり確認しておくことが大切です。

患者さんを大切にしている?カウンセリング内容をチェック!

カウンセリング時のチェック項目

インプラント治療は、患者さんからすると非常に複雑で不安な点も多いものです。

そこで、治療前のカウンセリングで疑問点のヒアリングや説明をおこなうわけですが、お金もうけ主義でとにかく数をこなしたい医院では、カウンセリングを雑におこなう傾向があります。

以下のような項目を、こちらから質問するまでもなく説明してくれれば、患者さん目線の親身な歯医者さんといえそうです。

  • まず患者さんの悩みをしっかり聞いてくれるか
  • 全身疾患の有無についてのヒアリング
  • インプラントの仕組み
  • 使うインプラントの種類とそれを選んだ理由
  • 具体的な治療内容
  • トータルでかかる治療期間
  • 治療後には年数回の定期検診が必要であること
  • 治療全般におけるリスク面
  • インプラント以外の可能性
  • 総額費用

歯周病・糖尿病について確認がある

歯周病などの口腔疾患、糖尿病などの全身疾患がある場合、インプラント治療には向かず、まずそれらの治療が優先されます。これらをヒアリングでしっかり確認してくるかどうかも大切です。

インプラント以外も提案してくれる

場合によっては、インプラント以外の入れ歯、ブリッジ、根管治療、歯牙移植などの方が向いているケースも多いです。稼げるインプラントのみを推さずに、その患者さんに適した治療法を提案してくれる歯医者さんがおすすめです。

費用について詳細まで説明がある

費用については、ホームページなどで公表している値段が本体代のみで、義歯や手術代、麻酔代などは別料金というケースもあります。さらに、治療後の定期メンテナンス代が料金込みか、通院の都度支払うのかによっても、総額は大きく変わってきます。

不都合な内容もしっかり伝えてくれる

一見医院側からすると不都合なこともしっかり説明してくれるかどうかが大きな判断材料といえます。

また、無料カウンセリングを実施している医院であれば、いったん話を聞いたうえで治療を決断できます。

まとめ

いかがでしたか?

インプラントはほかの治療のように数回通えば終わりではなく、治療後もずっと診療を受けなければなりません。そこで、経験や治療の腕に限らず、院内環境、立地、対応面などまで考慮するべきです。

場合によっては、いくつかの医院で相談のみおこない、最終的に通いたいと思えた歯医者さんを選ぶという方法もおすすめです。

ぜひこの記事も参考にしながら、後悔のないインプラント治療にのぞんでくださいね。

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