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2019.06.28更新 / 79views

インプラント の失敗はほぼ防げる!失敗例とその対処法まとめ

失敗が怖くて、インプラント治療に踏み出せないという方もいるのではないでしょうか?

しかし実は、インプラントの成功率は比較的高いものです。とはいえ、もちろん歯科医師の腕や設備によっても成功率は大きく変わります。

そこでインプラントで失敗しないためには、そういったさまざまな要素を総合的に判断して歯医者さんを選ぶ必要があるでしょう。

ここでは、インプラントの失敗例とその対処法、歯医者さん選びのポイントなどについて紹介していきます。

インプラントは実際失敗しやすいの?

インプラントは一時期、失敗事例がテレビなどで大きく扱われたこともあり、怖いイメージをおもちの方も多いようです。

しかし、実際のところは比較的、成功率が高い治療で、10~15年と長い目で見ても90%前後の残存率をほこるとのデータもあります。

歴史上初めて人体に埋めたインプラントは、1965年から患者が亡くなるまで41年間機能し続けたそうです。つまり、手術とその後のメンテナンスがきちんとおこなわれていれば、それだけ長い期間利用できる可能性も十分にあるということです。

逆にいうと、インプラントの失敗・トラブル起こったケースでは、手術やメンテナンスがしっかりとおこなわれていなかった可能性が高いといえます。そこで、患者さん側としても、失敗しないための知識をしっかりと身につけ、必要な対処をすることが大切です。

インプラントの失敗例

インプラント治療における具体的な失敗例には以下のようなものがあります。

血管や神経の損傷

事前検査が不十分であったり、歯科医師の技術が未熟であったりするケースでは、インプラントを埋める穴をあけるためにドリルを使った際、誤って神経や血管を損傷してしまうケースもあります。

動脈の損傷では大量の出血をともない、神経を損傷した場合ではまひやしびれがあらわれ、ひどいと後遺症すら残りかねません。歯科用CTによる3次元撮影による診断で防げることが多いです。

骨とインプラントが結合しない

インプラントの素材であるチタンは骨と強く固着する性質があり、これが強くかむ力につながります。しかし、以下のようなケースではうまく固着が進まないことがあります。

  • 穴あけの際、ドリルが熱をもちすぎて骨がやけどした
  • インプラントが正しい位置に埋まっていない
  • 骨が薄い状態でインプラントを埋めてしまった

また、以下のケースではそもそもインプラント治療自体が向いていません。

  • 喫煙習慣がある(血行が悪化するため)
  • 歯周病などの口腔疾患がある
  • 糖尿病などの全身疾患がある

これらのケースでは、まず習慣の改善や、それぞれの疾患の治療を先におこなう必要があります。仮に無理に治療を進めた場合でも、インプラントの不適合が起こりやすくなります。

接合部の緩みやかみ合わせが原因|義歯の破損、脱落

インプラントは歯根部に義歯を取り付けて固定しますが、接合部の緩みや、かみ合わせのズレなどにより負担がかかることで、義歯が破損・脱落することがあります。

かみ合わせをきちんと考慮せず治療をスタートした場合や、手術時の精度などが原因となります。

また、人工物のインプラントと比べて人体は時とともに変化するので、自然とかみ合わせもズレてきます。通常はメンテナンスにより調整をおこないますが、定期検診を怠った場合こういったトラブルが起こってしまいます。

さらに、インプラントは自然歯のように、歯と、歯を支える歯槽骨の間のクッションの役目をする歯根膜がないため、歯ぎしりの癖や、かたいものをかんだ場合などでも破損することがあります。

インプラント周囲炎などが原因|歯根部の破損・脱落

あごに埋まった歯根部分が破損・脱落するケースもみられます。上記、義歯部分のケースのようなかみ合わせなどの問題に加えて、歯周病の感染も原因となります。

インプラントが歯周病にかかった状態を「インプラント周囲炎」といいます。進行すると歯肉や歯槽骨の減少を招き、本来歯茎に隠れている歯根部が露出し、次第にぐらつきはじめ、インプラントを支えられるだけの骨が失われた場合脱落が起こります。

具体的には以下のような原因が挙げられます。

  • 歯周病治療が不完全な状態でインプラント治療を進めた
  • 手術時の室内や器具の滅菌が不十分
  • 治療後のメンテナンス不足で感染・進行した

かなり進行するまでは痛みや症状がほとんどないことが多く、定期検診における早期発見が非常に大切になります。

痛みやしびれ、腫れが残る

上記で挙げた手術時や治療後のトラブル、インプラントの不適合などにより、治療後に痛みやしびれ、腫れが残ることがあります。

特に、手術時に神経を損傷した場合や、埋めたインプラントが神経を圧迫している場合などに起こりやすくなります。

通常、手術後は痛み止めを処方されますが、それでも痛みが激しい場合や、1週間以上痛みが強い場合では、診療を受けた方がよいでしょう。

失敗しないために!歯医者選びのチェックポイント

1章で紹介した失敗例のようなケースを避けるためには、歯医者選びが大切になります。そのポイントをまとめました。

CT検査やシミュレーションは?事前検査をチェック

歯科用CTによる3D検査はほぼ必須ともいえます。あごの厚みや密度、神経・血管の位置など多くの情報が得られ、治療の精度を大きく向上できます。

それに加えて、専用ソフトによるシミュレーションと、手術時にインプラントの埋入位置を示すガイドなども用いることで、さらにリスクを軽減できます。

違和感があったら避けた方がいい?カウンセリングをチェック

インプラントについて一般の方は知らないことだらけのはずです。その説明もほどほどに治療を進めようとする医院では、患者目線とはいえないでしょう。

まず、現状の悩みをしっかりヒアリングし、質問にも親身に答えてくれる、治療期間や料金、手術のリスクの説明も丁寧であるかなどをチェック要素として重視しましょう。

またインプラント治療は、術後のメンテナンスまで含めて、医院に長く何度も通うことになるので相性も大切です。カウンセリングにおいて、親身さがなく事務的で流れ作業のように感じられるなど違和感を覚えたら、その医院は避けた方がよいかもしれません。

インプラント以外の可能性も提案してくれる

インプラントは医院としては売り上げ的に非常にありがたいものです。ひどいケースでは、本来治療の可能性のあった歯を抜歯してまでインプラントを進めることもあるようです。

費用面の問題や、仕事や年齢などの状況で治療後継続したメンテナンスが難しい場合では、ブリッジや入れ歯の方が向いていることも少なくありません。そこで、インプラントに限らず、さまざまな治療法を提案してくれる医院がおすすめです。

衛生管理が徹底している

院内感染対策として、滅菌が徹底されていることはインプラント治療において必須といえます。そのうえで、専用のオペ室が設置されていれば、さらにリスクを抑えた治療が受けられる可能性があります。

別の歯科医師の意見も参考に!セカンドオピニオンも活用

インプラント治療は高額かつ治療期間も長くかかります。そこで、決して安易には治療にのぞまず、いくつかの医院で相談をして納得できたところで治療を受けるようにするのがおすすめです。

これを「セカンドオピニオン」といい、よい歯医者さんほど推奨しているのが特徴です。本当に患者目線であれば、自分だけでなく多くの意見の中からよりよい方法を選択してほしいと思うためです。

いつもの歯医者さんに気がねする必要はまったくないので、少しでも気にかかることがあれば、ほかの医院で診療を受けて治療の参考にしましょう。

歯科医師の経験や技術も大切な判断要素!

医院のホームページなども参考に、施術を担当する歯科医師の経歴もチェックしてみましょう。

特に、過去の症例や経験年数が多いほど成功率が上がる傾向があります。

インプラントの素材やメーカーもチェック

リーズナブルで多い治療数でもうけを出している医院では、粗悪なインプラントを用いている場合もあり注意が必要です。もちろん、リーズナブル=危険というわけではなく、カウンセリングや院内環境なども参考に総合的に医院を判断するべきでしょう。

手術後も油断しない!失敗を避けるためのメンテナンス

インプラントは治療が済んだからといって、それで終わりではありません。治療後のメンテナンスはインプラントを使う限りずっと続ける必要があります。

ケアを怠った場合、インプラント周囲炎やかみ合わせの問題などが起こってきます。せっかく治療自体が成功しても、結果として失敗となりかねないのです。

そうならないためにも、以下のようなメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

基本は毎日の歯磨き!セルフケア

インプラントとはいっても、ケアの基本は自分の歯と同じ毎日の歯磨きです。また、インプラントにもいくつかの治療法があり、それぞれに適したケア方法も変わります。

治療を受けた医院で、自分の症例に合った歯磨きなどのケア方法をしっかりと教わりましょう。

特にもともと歯を失った原因がケア不足による歯周病などの重症化である場合では、インプラントにしても結果としてケア不足が原因でダメにしてしまうケースも多いようです。

また、喫煙習慣も血行の悪化からインプラントに悪影響が及びます。歯科医師にも相談のうえですが、基本的にインプラントにした場合喫煙は避けた方がよいでしょう。

自分だけでは限界が!医院で受ける定期検診を大切に

一般の方では、どれだけ頑張っても完璧なケアは難しいのが現実です。そこで、インプラント治療後は、歯医者さんで定期検診を受けなければいけません。

症例や医院ごとによって変わるのであくまで目安ですが、3カ月に一度ほどのペースで通院するのが一般的です。

主に、インプラントを含めた口腔内のクリーニング、かみ合わせのズレのチェックと調整などをおこないます。

こまめに検診を受けることで、トラブルに発展する前に異変に気づき適した対処ができます。治療後に医院から検診の案内があるはずなので、その指導通りに通院を欠かさないようにしましょう。

まとめ

インプラントの失敗例とその対処法について紹介しました。

失敗と聞くと不安になるかもしれませんが、歯科医師の経験・知識に加えて、さまざまな設備を駆使した診断・治療・メンテナンスなどによって、成功率はほぼ心配のない水準まで高めることができます。

そこで、重要になるのが医院選びです。患者さんの側からも、カウンセリングや診断からよい歯医者さんをしっかり見極める必要があるでしょう。

ここではそのためのコツもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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