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2019.06.28更新 / 141views

リーズナブルなインプラントの落とし穴!?トラブル事例と費用

インプラントの治療は自費になるので値段が気になるという人も少なくありません。しかし、最近ではリーズナブルなインプラント治療が受けられる病院やクリニックが増えてきています。インプラントを低予算で治療できることは患者さんにとってとっても魅力的です。そのため、そういった病院やクリニックに治療を依頼する方はたくさんいます。

しかし、治療費が安価だからといって簡単に病院やクリニックを決めてしまうと、後々トラブルに発展してしまうこともあります。では、安価なインプラント治療にはどのようなトラブルの可能性があるのでしょうか。また、インプラントの費用が決まる要因について紹介します。

第1章 値段だけで決めるのはNG

相場よりずっとリーズナブルなインプラント

日本で受けられるインプラントの費用相場は、1本につき15万円~50万円だとされています。なぜ、こんなにも費用がかかるのでしょうか。それは、患者さん一人ひとりにあった治療内容や人工歯の種類だけではなく、専門的な治療技術が必要となるからです。

また、費用については、国が定めた金額ではなくクリニックが決めたものになるので、必ずしも良い器具を使っているとは限りません。ですが、高い費用を設定しているということは、歯医者さんの腕に自信があるという可能性もあります。

しかし、この費用よりもかなり安価で受けられるインプラント治療も実際にあります。この場合、インプラント治療にかかる相場は1本につき10万円前後と非常に安価で、これに目をつける方も少なくありません。

インプラント治療は歯の治療のなかでも難しい分類に入りますので、ここまで安価で提供できるのはそれなりの理由があります。

リーズナブルなインプラントで起こりえるトラブル

本来は1本につき15万円~50万円するインプラント治療なので、安価なインプラント治療を受ける方はたくさんいます。ですが、それによって被害を受けてしまったというトラブルが相次いでいます。実際、どんなトラブルが起きているのかを紹介しましょう。

・トラブル1:表記価格と実際の価格が違う

1本あたりの値段は非常に安価ですが、実際の手術料や検査内容などが含まれていないために起こるケース。結局相場よりも高額となるようなトラブルとなってしまうもの

・トラブル2:インプラントの脱落

年数が経過することでインプラントが脱落してしまうケース。保証期間外で再手術が必要となる事態となってしまうもの

・トラブル3:長期にわたる傷み

リーズナブルな治療を実現するため、「手術の時間を減らす」「使う器具を減らす」など、別でコスト削減をおこなうケース。結果的に術後にトラブルが発生してしまうもの。

インプラント治療は、顎の骨に穴を空けて歯の土台となるインプラントを埋め込んでなじませます。そのため、粗悪なインプラントが使用されてしまうと、骨や健康な歯にも影響をおよぼしてしまいます。

また、治療後しばらくすると抜けてしまう、といったトラブルにもつながります。なかにはCT検査をおこなわずに治療を始めるクリニックもあるようです。

そのため、治療中に少しでも違和感があれば、すぐにセカンドオピニオンを受けてみてください。歯は生涯必要となるものなので、トラブルできうる限り避けなければなりません。これらを防ぐためにも、治療内容や費用相場は適正なのか、細かく調べてから治療を依頼しましょう。

第2章 インプラントの値段を決める要因

インプラントのメーカー

インプラントメーカーは、世界に200社以上もあるといわれています。そのなかでも、安価でインプラントを提供しているのが日本の京セラ製インプラントなどです。

しかし、世界でも多くのシェアを誇っているのがイギリスのノーベルバイオケアになります。日本全国各地の歯医者さんでは、これらのインプラントを数多く取り入れています。そしてこういった企業では、より良いインプラントを開発するため、多額の費用をかけているのが現状です。

そのため、日本製のインプラントと比べても骨となじむまでの時間が短く、すでに第4世代と呼ばれている商品まで開発されていますこういったインプラントは、世界的に需要があり、長期的に部品の供給や開発がおこなわれています。

また、メーカーの保証やメンテナンスを受けることができることから、費用もそれなりに高額となっても無理はありません。たとえ高額であっても、生涯にわたって使い続ける歯に良い影響を与えてくれるインプラントであれば十分な価格といえるでしょう。

インプラントの構造

インプラント体は「1ピースタイプ」と「2ピースタイプ」にわかれていて、それぞれの構造によっても値段が異なってきます。また、1ピースタイプと2ピースタイプとでは手術の回数も異なるため、その分値段も変わります。ここでは、1ピースタイプと2ピースタイプのメリット・デメリットを紹介していきます。

・1ピースのメリット・デメリット

【メリット】

  • 手術回数が少なく、患者さんの負担も少ない
  • 2ピースタイプよりも使用するパーツが少ないので費用が抑えられる
  • ねじの緩みや強度が高い

【デメリット】

  • 顎骨(がっこつ)の厚みによってできない場合がある
  • 埋め込んだインプラントの向きで、人工歯のバランスが決まること
  • 本体にトラブルがあったら、すべて撤去しなければならない

・2ピースのメリット・デメリット

【メリット】

  • ほとんどの人に適用可能
  • 強い衝撃を受けた際のダメージリスクが低い
  • 口の状態に合わせてアバットメントを選び、必要に応じて人工歯の形態を変更できる

【デメリット】

  • 手術回数が多く、治療期間も長い
  • 1ピースタイプよりも取り付ける部品が多いので、その分費用がかかる
  • 治療後、インプラントとアバットメントをつないでいるネジが緩んでしまうことがある

現在では、感染に強く複雑なケースでも対応可能な2ピースタイプが使われることが多いです。また、1ピースタイプはインプラントのかぶせ物をつなげられないので、ブリッジタイプのインプラントができません。今後もインプラントをおこなう予定があるのであれば、2ピースタイプのインプラントのほうが無難でしょう。

かぶせ物の種類

インプラントのかぶせ物にはさまざまな種類があり、素材によっても値段が変わってきます。また、奥歯や前歯など、それぞれの部位に適している素材などもあります。そのため、複数のインプラントを入れる際は、部位によって値段が少し異なることもあることを理解しておきましょう。

・素材1:ジルコニア

→割れにくく、とても硬い特徴のある素材
主に奥歯に使用され、アレルギーを起こす可能性は低い

・素材2:セラミック

→見栄えや硬さ、精度は天然の歯と同じ
主に前歯に使用され、アレルギーを起こす可能性は低い

・素材3:メタルボンドセラミック

→精度や硬さ、見栄え、機能は優れているが、硬さがないので割れやすい。
主に奥歯に使用される。アレルギーを起こす可能性がある

・素材4:ハイブリッドセラミック

→柔らかい素材のため接着しやすいが、削れやすい
主に奥歯に使用される
アレルギーを起こす可能性がある

ほかにもかぶせ物の種類はたくさんありますが、主に使用されている素材をピックアップしました。インプラント治療費が比較的相場価格より高めだと、それなりに良い素材を使用しています。

しかし、安価なインプラント治療を提供している歯医者さんでは、かぶせ物を銀歯で済ませている場合もあるので注意しなければなりません。かぶせ物の品質が良くないと、どうしてもインプラントの寿命も縮まってしまいます。

また、素材によって適している歯の部位と、そうでない部位があります。そのため、治療前にどの素材を使ったかぶせ物を使用するのかを事前に確認しておきましょう。

インプラントの締結タイプ

インプラントとかぶせ物を締結するには「セメントタイプ」と「ネジ止めタイプ」の2種類あります。ですが、現在は、ネジ止めタイプのものが主流になりつつあります。

この2種類では、セメントタイプよりもネジ止めタイプのほうが値段は高いです。しかし値段が高い分だけインプラント周囲炎になりにくく、ネジが緩んでしまったとしてもすぐに対応できるというメリットがあります。

その一方で、セメントタイプは安価で済ますことが可能です。ただし、セメントが歯肉とかぶせ物の間に詰まってしまうと、そこから炎症が起きて歯周病の原因につながります。そのため、最後までセメントを切り取らなければなりません。これらのことが、ネジ止めタイプが主流となった理由といわれています。

インプラントの保証

インプラントの保証には、治療の費用に関わっていることがあります。例えば、治療内容によってかぶせ物が壊れたり緩んだりすると、修理代が発生することがあります。このような時にインプラントの保証があるものを選んでおけば、余計な治療費用がかからないためおすすめです。

また、インプラント保証の最低条件が半年に一度のメンテナンスとされている歯医者さんが多くあります。そのため、長期にわたってインプラントを使い続けるのであれば、インプラントとかぶせ物の保証を分けているところを選ぶといいでしょう。事前に保証内容について、しっかり確認しておくことをおすすめします。

第3章 価格以外で選ぶ基準

歯科医師の経験

歯医者さんを決める基準に、歯科医師の経験があげられます。資格を所有している場合、判断材料のひとつとなりえますので、治療を依頼する前に確認しておくといいでしょう。

クリニックのホームページに症例などを掲載しているところもあります。ホームページなどもチェックして、得意としている症例や過去の経験などを確認してみてください。

クリニックの設備環境

インプラントの手術には、一定の医療技術がそろっているということが大切です。痛みの少ない治療器具や、CTなどでしっかりと骨の状態を確認するところなど、設備投資をおこなっているところを選ぶといいでしょう。

そういった設備が整っているクリニックは、患者さんの負担も考慮しています。ホームページやブログなどでも設備を紹介しているので、事前に確認することができます。

カウンセリング時の対応や口コミ

気になるクリニックがあればインターネットなどで、実際に治療を受けたことがある方の口コミをチェックするのも大切です。歯科医師の対応や、実際のクリニックの雰囲気なども知ることができるので、どんどん活用していきましょう。

また、口コミだけではなく実際にカウンセリングを受けて、どのような対応をおこなってくれるのか判断してみるのも手段のひとつです。

まとめ

インプラント治療の費用が高額なのは、ちゃんとした理由があります。そのため、安価で受けられるからといってすぐに依頼してはいけません。

費用相場よりも安価で治療ができる場合は、何かしらの理由が考えられます。治療内容や歯医者さんの技術力、クリニックの設備など細かい部分まで確認をおこないましょう。

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