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2019.06.28更新 / 26views

インプラント後にMRIは受けられる?CT・レントゲンは?

インプラント治療後に気にかかるのが、MRIやCT、レントゲンなどの検査を受けられるのかということです。これらは、治療前の検査だけではなく、人間ドックなどの診断でも用いられる身近な検査方法です。

そのため、これらの検査を受ける機会も多く、心配に思っているかたもたくさんいます。

実のところインプラントを埋め込んでいても、ほとんどの場合、MRIを使用することができます。

しかし、すべてのインプラントが使用できるとは限りません。歯のインプラントは「条件付きで撮影可能」な素材に分類されているからです。それでは、なぜ使用できる場合と、使用できない場合があるのか。そもそもMRIはどのような仕組みの機材なのでしょうか。

ほかにもCT検査やレントゲン検査でも問題はないのかなど、インプラント治療を受けたかたには気になる問題が多くあります。そこで、この記事ではこれらの疑問について、詳しくお答えしていきます。

第1章 インプラントした人のMRIはOK?NG?

MRIとはどのような機械か

MRIは大きな筒状の装置であり、横たわったままで中に入って撮影を行います。MRI検査の「MRI」とは「Magnetic Resonance Imaging」の略称であり、日本語に訳すと「磁気共鳴画像」検査です。

「磁気共鳴」という言葉から分かる通り、磁気を使用して体内を撮影します。人体は約7割が水分でできており、その水分が磁力を出しているため、MRIは体内を詳しく検査することが可能です。
特に脳や内臓、血管などの水分を多く含む器官の撮影に適しています。その特徴から脳梗塞などの検査によく使用されています。

また、CT検査やレントゲン検査とは異なり、エックス線を使用しないという点もメリットです。このように多くのメリットがあるため、病院での導入も進んでおり、多くの検査に活用されています。
その一方で、いくつか注意が必要な点もあります。
1つ目は、20分から40分程度の時間が必要であること。また、作動音がうるさい点も挙げられます。検査中はなるべく動かないことも求められるため、検査中は我慢が必要になります。
そして、2つ目は、磁気を使用しているということ。そのため、検査室内には、鉄などの磁力に引き付けられる金属を持ち込むことができません。

それでは、インプラントに使われている素材はどういったものがMRIを使用できるかどうか、詳しく見ていきましょう。

インプラント後もMRIは受けられる

インプラントは主な素材に金属を使用しています。しかし、インプラントで主に使用されている素材は、磁力に引き寄せられる性質が低いチタンや、チタンを使用した合金です。
そのため、インプラントを使用していても、ほとんどの場合、MRI検査は問題なく受けることができます。

また、MRIの装置自体が振動するため、インプラントにも振動を感じるかたもいますが、これも特に問題はありません。
しかし、チタン製のインプラントを使用していても、一部では注意が必要な例もあります。どういった場合に注意が必要なのかについて、詳しく確認していきましょう。

注意が必要なケースもある

MRIにおいて注意が必要なのは、固定のために「磁石」を素材に使用したインプラント。失われた歯が多い場合、インプラントを固定するために、留め金や磁石を使用することがあります。
特磁石を使用するインプラントは、留め金に比べてあまり目立たず、見た目が自然であることがメリットです。そのため、利用者も増えているので、MRI検査を受けるときに確認しておきましょう。

また、磁気を使用するMRIでは磁石への影響がある可能性があります。そのため、磁石を使用した入れ歯部分は、事前に医師やスタッフに話しておき、取り外して預けておくことも必要です。
さらに、磁石部分だけではなく、磁石をくっつける根元の金属部分なども、撮影に影響を与えてしまう可能性があります。磁石を使用している場合に限らずに、インプラント治療を受けたかたは検査を受ける前に、検査を担当する医師に相談しておきましょう。

自分のインプラントのタイプを知っておく

インプラント治療を受けたかたが、MRI検査を受ける際に気をつけるべきポイントをまとめました。これを参考にして、問題なく検査を済ませられるようにしましょう。

  • ・ポイント1 インプラントがMRIに影響することは少ない
  • ・ポイント2 しかし、磁石を使用している場合は注意が必要
  • ・ポイント3 MRIを受ける前に、医師に相談すると不安の解消になる
  • ・ポイント4 自分のインプラントのタイプや素材について知っておくと、スムーズに相談できる

これらのポイントに気をつけていれば、インプラントを使用していても、検査を受けることができます。それでは次は、CT検査が受けられるかどうかについて確認しましょう。

第2章 インプラントした人のCTはOK?NG?

CTはどのような機械か

CT検査は「Computed Tomography」の略称であり、日本語訳では「コンピューター断層診断」といいます。
CT検査はエックス線を使用する撮影方法であり、レントゲン検査の一種であるといえます。歯や骨などの撮影に適しており、撮影時間も30秒程度と短いことが特徴です。

そのため、CT検査は健康診断などの検査としてだけではなく、インプラントの施術前の検査など、歯医者さんでの治療に必要な診断にもよく使用されている検査方法です。

インプラント後もCTは受けられる

MRI検査と同様に気になるかたが多いのが、CT検査を受けることができるかどうかということです。結論から先にいうと、CT検査もMRIと同様に、基本的には問題なく受けることができます。
問題点としては、放射線がインプラントの金属部分に当たり、乱反射を起こすこともあります。しかしチタンはエックス線の吸収率も低いため、基本的にこちらも特に気にする必要はありません。

もしも乱反射が起こった場合は、画像に「アーチファクト」という白いノイズが出てしまう可能性があります。このノイズが出た場合には、撮影角度などを調整することが必要です。
そのため、CT検査を受ける場合も、念のために事前に相談しておくとよいでしょう。それでは最後に、レントゲン検査の可否についても、確認していきます。

第3章 レントゲンはOK?NG?

レントゲン撮影もOK

レントゲン検査もCT検査と同様に、X線を使用する検査方法です。インプラント治療後は、CT同様レントゲン検査も問題なく受けることができます。インプラント治療後の状態確認でもよく使用される検査方法であるため、特に心配することはありません。

また、CT検査のように乱反射してしまう可能性も低いです。しかしマグネット式の義歯など取り外せるものである場合は、先に取り外しておくことをおすすめします。
ほかにも、インプラントの本数が多い場合などは、念のため撮影前にインプラントの位置を伝えておくとよいでしょう。

まとめ

インプラント治療を受けていても、大抵は問題なく検査を受けることができます。自身の受けた治療のタイプや素材をよく把握しておき、検査担当の医師やスタッフに説明できるようにしておくとよいでしょう。
また、歯のインプラント以外にも、体のほかの部分に金属製のインプラントを埋め込んでいないか確認しておくことも大切です。検査の前に、医師にしっかり相談しておきましょう。

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