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2019.06.28更新 / 27views

インプラント治療ってどんなもの?初心者のための基礎知識

インプラント治療って、具体的にどのようなことをするか知っていますか?自然な歯に近い見た目と、かみ心地を作ることができるインプラント治療ですが、まだ名前しか聞いたことがないという方が多いようです。

そこでここでは、インプラント治療の基礎情報を紹介します。インプラント治療の仕組みや、一般的な治療の流れ、メリットとデメリットなど、インプラント治療の前に知っておきたい情報を詳しく掲載中です。

そして最後に、インプラント治療で後悔しないために、不安なく通えるクリニックの選び方も紹介します。

インプラント治療とは

インプラントはどのようなものか

インプラント治療の流れを紹介する前に、そもそもインプラントはどのようなものか確認しておきましょう。

■インプラントとは?
インプラントとは、歯を失ったときに顎に埋め込む人工の歯根のことです。インプラント治療では、この人工の歯根の上に自然な外観の人工歯をかぶせます。見た目がとても自然で、天然の歯に近い強度を持たせることができます。
入れ歯などの、ほかの人工の歯を入れる方法とは違い、取り外す必要もないため、普段の生活で自然な歯と同じように扱うことが可能です。

インプラント治療の流れ

それでは次はインプラント治療の流れを紹介します。患者さんの口腔内の状態や、歯医者さんの方針によっては異なることもあるので、あくまで一般的な例です。

■流れ1:初診・診療
レントゲンやCTなどを使って現在の歯や骨の状態の確認、患者さんの希望を聞いたうえで治療計画を立てていきます。

■流れ2:虫歯・歯周病治療
虫歯や歯周病がある場合、インプラント手術をする前に治療を済ませておく必要があります。当然、虫歯や歯周病の状態によって、治療期間は異なってきます。

■流れ3:一時手術
ここからインプラント治療の本番に入ります。歯茎を切開し、顎の骨をドリルで削り、インプラントを埋め込む方法が一般的です。このとき、人工歯も取り付ける一回法という方法と、インプラントと骨がなじんでから取り付ける二回法という方法があります。

■流れ4:治癒期間
インプラントと骨が結合するまで待つ期間です。顎の骨の状態によりますが3ヵ月~6ヵ月ほどの時間がかかります。この間は歯がない状態なので、仮歯をいれることもあります。

■流れ5:二次手術
骨とインプラントが安定してからおこなう、人工歯を取り付けるための連結部分を装着する処置です。もう一度歯肉を切開してインプラントを露出させ、連結部分を取りつけてから歯肉が治るのを待ちます。

■流れ6:人工歯の装着
患者さんの希望に合わせて作られた人工歯を取りつけます。色や形はその人に合わせた素材を選び、作ることが可能です。素材によっては、自然の歯と見分けがつかないほどの仕上がりにすることもできます。

■流れ7:定期メンテナンス
インプラント治療が終わったあとは、歯医者さんで定期的にメンテナンスを受けましょう。口腔内の清潔状態やかみ合わせ、骨の状態などをチェックします。

上記は一例なので、場合によっては治療の流れが変わることあります。インプラント治療は、使用するインプラントの違いや、顎の状態によって採用する手術方法が違うためです。

インプラント治療のメリット

インプラント治療の特徴と流れについて説明してきましたが、どのようなメリットがあるのかよく分からない方も多いのではないでしょうか。次はインプラント治療のメリットを、より詳しく紹介します。

■メリット1:自分の歯と同じような感覚でかむことができる
インプラントの大きなメリットは、自分の歯と同じような感覚でかむことができる点です。インプラントは、自然な歯と同じように骨で固定されています。そのため入れ歯やブリッジなど、ほかの方法と比べて痛みや違和感が少ないことが特徴です。

■メリット2:見た目がきれいで違和感がない
骨に埋入されていることはかみ心地だけではなく、見た目にも影響しています。自然な歯と同じように根元から生えているので違和感がありません。また、上部に取りつける人工歯もさまざまな素材から、自然な歯に近い色合いの物を選べるので、より自然の歯に近づけることができます。

■メリット3:周囲の歯を傷つけない
部分入れ歯やブリッジは、周囲の歯に固定する必要があるため、どうしてもほかの歯に負担がかかってしまいます。
しかし、インプラントはその必要がないので、ほかの歯を傷つけることがありません。またかみ合わせも細かく調整できるので、ほかの方法と比べてかみ合う逆側の歯にかかる負担を軽減することにもつながるでしょう。

■メリット4:会話しやすい
歯が固定されているため、口腔内で動いてしまったり、隙間から空気が漏れてしまったりすることがありません。そのため、違和感なく発音することができます。また見た目もきれいなので、口元が気になって笑顔が不自然になってしまう心配もないでしょう。

■メリット5:顎の骨が痩せるのを防ぐことができる
歯が抜けたままだと、歯を支えていた骨が吸収されて痩せてしまいます。しかし、インプラントは顎の骨に埋入し、しっかり結合するので骨の吸収をある程度防ぐことができます。

インプラント治療のデメリット

多くのメリットがあるインプラント治療ですが、デメリットもあるので注意が必要です。次はインプラント治療のデメリットについてご紹介します。

■デメリット1:保険適用となる場面が少ない
インプラント治療は多くの場合、保険適用外での治療となります。そのため治療費が高価になりやすいことがデメリットです。
ただし、病気や事故などが原因で顎の骨に問題があるなどの条件を満たすと、保険適用となるケースもあります。保険適用でインプラント治療をできる歯医者さんは限られているので、その点にも注意が必要です。

■デメリット2:外科手術を受けることが必要
インプラントを埋め込むためには、歯肉の切開や顎の骨に穴を開ける外科手術が必要になります。そのため、痛みや出血など患者さんの体に負担がかかることが考えられます。また外科手術を受ける必要があることは、以下のデメリットにもつながっています。

■デメリット3:体の疾患によっては治療が受けられない
外科手術は出血も多く、身体にかかる負担が大きいため、健康状態によっては受けられないこともあります。例としては、糖尿病や心臓病、肝臓病などの疾患を持っている場合、担当の医師に確認をとることが必要です。

■デメリット4:治療期間が長い
インプラントの種類や骨の状態にもよりますが、インプラントが骨と結合するまでには、かなりの時間がかかります。そのため、3ヵ月~6ヵ月など治療期間が長引くことがあることもデメリットです。

このように、インプラント治療にもいくつかのデメリットがあるため、歯医者さんと相談しながら慎重に検討することが重要です。また、インプラント治療を受けられる条件として、身体の疾患のほかに「顎の骨」の状態がかかわってきます。

骨が足りないとインプラント治療できない?

骨が足りないケース

インプラントは顎の骨に埋め込むため、骨が足りないと治療を進めることができません。しかし、骨を増やす処置を受けることもできます。どの程度の骨があれば十分なのか、またどうやって骨を増やすのかについて紹介します。

■インプラントに必要な骨の量
インプラントに必要な骨の量は、使用するインプラントの形状や埋入する位置によって異なるため、注意が必要です。幅約6mm、高さ10 mmほどが必要になる場合もあれば、幅8mm、高さ13mmほどが必要な例もあります。しかし、歯が失われてから時間がたっている場合、歯の周囲にある骨が吸収されて痩せてしまうことが多いです。こうして痩せたままの骨では、インプラントを埋め込むことができません。

■骨が足りないと、どうなるか
骨が足りない状態でインプラント治療をおこなってしまうと、インプラントが脱落するトラブルにつながることがあります。そのため骨の量が少ない場合は、「骨造成」という技術を使って増やすことが必要です。そこで次は骨造成の方法について紹介します。

骨造成1:サイナスリフト

上顎に用いる骨造成の方法としては、サイナスリフトやソケットリフトなどの方法が代表的でしょう。まずはサイナスリフトについてご紹介します。
サイナスリフトは、上顎の骨が広範囲で薄いときに使われる方法です。頬側の歯肉を剥離(はくり)し、注意深く歯槽骨(しそうこつ)と上顎洞(じょうがくどう)という空洞の粘膜をはがし、その隙間に移植骨で埋めていきます。移植する骨は顎の先などから削った自分の骨や、人工の骨補?(ほてん)材が主な材料です。骨の状態にもよりますが、3ヵ月ほど待って骨ができあがってからインプラントを埋入することになります。

骨造成2:ソケットリフト

ソケットリフトは、インプラント治療をするには骨が足りないものの、ある程度骨の厚みがある場合に使用される方法です。上顎洞を持ち上げる点ではサイナスリフトと同じですが、歯が生えていた部分に穴を開けて施術をおこないます。
こちらは、体の負担を最小限に抑えることができ、腫れや痛みが少ないことが特徴といえるでしょう。手順としては骨にドリルで小さな穴をあけ、棒状の器具で持ち上げ、移植骨を入れます。

骨造成3:GBR

サイナスリフトやソケットリフトのほかに、GBR(ガイデッド・ボーン・リジェネレーション)という方法もあります。GBRは骨が不足している部分に移植骨を充?(じゅうてん)し、メンブレンという人工膜で覆う方法です。
骨を充填しただけだと、歯肉など周囲の組織が骨のできる隙間を圧迫してしまいます。しかし、メンブレンで覆うことで圧迫されずに骨の再生を促すことが可能です。
増やす骨の量が多くない場合は、インプラントの埋入と同時におこなうこともあります。

このように骨が足りない方でも、さまざまな方法で骨を増やすことが可能です。

こんなクリニックで治療を受けよう

一歩進んだ設備・衛生管理が充実している

インプラント治療は難しく、専門的な技術が必要なので、どこのクリニックでも受けられるわけではありません。インプラントの治療をよりリスクを抑えて受けるためには、機器や設備がしっかりとしているクリニックを選ぶことが大切です。これらにあてはまらなくても、優れた技術をもつクリニックもありますが、以下の条件を目安のひとつにしてみましょう。

■設備・衛生管理ポイント1:CTがあるかどうか
CT撮影はレントゲン撮影よりも精密に、口腔内の状態を調べることが可能です。インプラント治療には、顎の状態も含めた三次元での診断が重要となっています。そのため、3Dで撮影できるCT機材の有無は、診断・治療計画の精度を左右する大きな基準です。

■設備・衛生管理ポイント2:専用の手術室があるか
インプラント治療では外科手術が必要なので、細菌感染に特に注意する必要があります。そのため、手術用のクリーンルームがあるかどうかは、クリニックを選ぶ大きな基準のひとつです。また、手術後に患者さんが休む休憩室があるかどうかも、患者さんの負担を考えているかどうかを判断する基準になるでしょう。

■設備・衛生管理ポイント3:治療器具の滅菌に力を入れているか
細菌感染を防ぐためには治療する手術室だけではなく、治療器具の滅菌にも気をつける必要があります。消毒や殺菌のほかに、器具の滅菌をおこなっていることを明記しているクリニックなら、感染症への不安も軽減することができます。

インプラント治療を多く手がけている

もちろんより良い治療を受けるためには、設備だけではなく、多くの治療を手がけてきた先生がいるクリニックを選ぶことが大切です。インプラント治療を受けるときには、治療を担当する先生の経験も基準にしましょう。

■チェックポイント1:資格があるかどうか
国内外でインプラント治療を専門に扱う学会があり、それぞれの基準で資格を認定しています。こうした資格を手に入れるには治療例、論文の発表数、試験や面接など、厳しい審査を受けることが必要です。
そのため資格をもっていることは、ひとつの基準になります。

■チェックポイント2:自分と似たような症例を扱ったことがあるのか
資格をもっているかどうかといったことの外に、これまで扱ってきた症例も歯医者さんを選ぶ基準のひとつです。治療計画は患者さん一人ひとりの症状によって違っています。そのため、自分と似たような症例を扱ったことがあるかどうかを確認することが重要です。
歯医者さんのホームページには、これまで治療してきた例を紹介していることもあるので、チェックしてみるとよいでしょう。もちろん実際にクリニックで担当の先生に話を聞いてみることも大切です。

■チェックポイント3:過去の症例を確認する
自分と似た症状を扱ったことがあることのほかに、症例が多いかもチェックしてみましょう。症例が多いということは、さまざまな症状を扱ってきたということであり、また多くの患者さんに選ばれているということです。症例が多い歯医者さんなら、治療への不安も解消することができるでしょう。
また、症例を確認するときは手術の件数のほかに、治療後の経過について確認することも大切です。

保証がしっかりしている

歯の治療は、完了後に健康な状態を維持していくことも大切です。メンテナンスを正しくおこなっていれば長く使うことができるインプラントなら、なおさらのことです。インプラント治療を受けるなら、治療後の保証もしっかりしているところを選ぶようにしましょう。

■チェックポイント1:何年保証してくれるのか
インプラント治療後の保証は、クリニックの誠実さや治療姿勢を示す指標であるともいえるでしょう。なるべく保証期間が長いクリニックを選ぶことが重要です。
また、歯医者さんによって費用が異なるので、その点も確認しましょう。保証は無料か有料か、また修理が必要になったとき費用は全額自己負担となるのか、といった点を確認しておくことが重要です。

■チェックポイント2:定期メンテナンス
保証の期間と内容も大切ですが、定期メンテナンスも重要です。メンテナンスの頻度や、実施する内容・費用も確認しておきましょう。定期メンテナンスを受けない場合、保証対象外とする歯医者さんも多いので、立地や通院方法なども含めて考えることが重要です。また、メンテナンス費用は医療費控除の対象となることもあるので、その点も確認しておくとよいでしょう。

まとめ

インプラント治療の基礎情報を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。インプラントは正しくメンテナンスを続ければ、長く使うことができる、いわば第2の歯です。
そのため、きちんとケアしていけるクリニックで治療を受けることが必要です。技術力が高いことに加えて、長く付き合える通いやすいクリニックを選びましょう。

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