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二重歯列とはどんな症状?抜歯だけでなく矯正治療も必要なの?

2018.06.21更新

二重歯列をご存じですか?文字通り、歯並びが2列になって生えている状態を指す言葉です。歯ブラシが届きにくいため虫歯や歯周病になる可能性があり、できれば治療したいものです。…ならば、後ろの列の歯を抜いてしまえば、治療費もリーズナブルにおさえられる!と考えがちですが、どうやらそうではないケースもあるようで。

そこでこの記事では、二重歯列になる原因、抜歯だけでは済まないケース、治療の費用などを分かりやすくお伝えしていきます。

二重歯列とは

文字通り、歯が二重に重なって生える、前後2列になって生えることを指す、二重歯列。二重歯列というキーワードで調べてもあまり浮かび上がってこないのは、この症状を歯がガタガタにずれて生えてくる、ガチャ歯(叢生/そうせい)(乱杭歯/らんぐいば)と同一視しているからだと思われます。

また、出っ歯や受け口、すきっ歯などに比べ、この症状で悩んでいる人や、患者さんの数が少ないことも、あまりインターネット上に浮かび上がってこないポイントなのかも知れません。

混合歯列とは違います

この二重歯列を、混合歯列という言葉とごっちゃに捉えてしまっている人がいるかも知れませんね。混合歯列というのは、子供の乳歯と永久歯が生え変わる時期において、1列の歯並びの中に乳歯・永久歯という2種類の歯が混在していることを指す言葉です。

二重歯列になる原因

大きく分けて

「あご」が原因である場合と、

「乳歯」が原因である場合が考えられます。

あごの骨格が小さい

東アジア人、そしてとりわけ日本人は遺伝的にあごが小さいという特徴があります。また、現代の食生活では硬い物を食べなくなり、あごが子供の頃からあまり発達しない傾向があります。このような理由からあごが小さいままであると、親知らずを含め32本の歯が1列きれいに並ぶスペースが不足してしまうのです。したがって、後ろや前にずれて生えてしまうことがあります。

このことは、ガチャ歯を含め、出っ歯や受け口など、歯並びが悪くなる症状の多くに当てはまります。

あごと比較して歯が大きい

上記と似た理由なのですが、歯が大きいようであれば、スペースが不足しきれいに1列へ並びにくくなります。

乳歯から永久歯への生え変わりのときに問題があった

先にもお伝えしましたが、乳歯と永久歯がまばらに存在する時期を、混合歯列期と言います。一般的には、永久歯は乳歯の下に埋まっています。永久歯が発育すると、その周囲に、歯を分解する破歯細胞が出現します。この細胞が、乳歯の根っこ(歯根)を、長い年月をかけ溶かしていきます。

このようにして、永久歯が歯茎から飛び出してくる頃には、乳歯の歯根がなくなり、乳歯は抜け落ちていきます。

しかし、永久歯と乳歯に距離があるなどで、乳歯の歯根が溶けきらなかった場合、乳歯は抜けずに残ってしまいます。すると永久歯は、乳歯のすぐ後ろに生えてきます。

この場合一般的には、永久歯は舌によって後ろから押され、前にある乳歯を押し出します。こうして乳歯は抜け落ちていくのですが、乳歯が残ってしまうケースもあります。その際は、歯医者さんなどで乳歯を抜歯しなければなりません。このときに抜歯しないと、大人になっても残ったままになる場合があります。

虫歯などによって乳歯が早く抜けた

虫歯などの原因により、乳歯が早く抜けてしまった場合、その両隣の歯が大きく広がり、そのスペースをふさいでしまうことがあります。すると、抜けた乳歯の下に埋まっている永久歯は、まっすぐ生えることができません。後ろなどにずれて生えてしまい、二重歯列となってしまいます。

矯正の方法と、 抜歯の可能性

すべての歯が1列に並ぶことのできるスペースがないのですから、抜歯をおこなってから矯正治療によって歯を動かしていくことが多いでしょう。歯の表面ないし裏側へワイヤとブラケットを装着し、歯を動かしていきます。

マウスピースによる矯正は?

歯が2列になっているので、マウスピースによる矯正は難しいでしょう。それでも要望があった場合は、ワイヤとブラケットで矯正をおこなった後、補助的にマウスピースを装着するのみとなるでしょう。

「マウスピースによる矯正で、どんな症状でも治療します」と広告している歯医者さんを見受けます。また、マウスピースによる矯正しかおこなっていない歯医者さんも多いようです。しかし二重歯列に関しては、そのような歯科医院では改善できないと思われます。

抜歯のみの治療も可能か

2列になっている歯並びなので、矯正はせず、前列か後列のどちらかを抜いてしまえばいいんじゃないか?と素人考えをしてしまいがちです。しかし実際には、前歯から奥歯まで歯列全体を見渡して、虫歯などで傷んでいる歯や、以前に神経を抜いた歯、歯列全体のかみ合わせにあまり重要ではない歯を選び、抜歯します。そして、そこで生まれたスペースへ、歯を移動させていきます。

前歯は抜歯しない

かみ合わせに重要でない歯とは、食べ物をかみ砕くときにあまり負荷がかからない、その歯がなくなってもかみ砕くのに不便がない歯を指します。例えば、前歯や奥歯は、かみ砕きの際に重要な役割を果たしています。そういった歯が二重歯列によって後ろの列になってしまっている場合は、抜歯はせずに矯正治療によって正しい位置へ移動させるケースが一般的です。

犬歯も抜歯しない

前から3番目の犬歯(八重歯ともよく言われる、とがった歯です)は大きく縦に長く根が深いため、丈夫です。歯全体でかみしめる際に、前歯や奥歯だけに負荷がかからないような役割を果たしています。例えば、歯をかみしめた後、左右に歯をスライドさせてみてください。犬歯だけが下の歯とかみ合っており、ほかの歯はかみ合ってない状態になります。これを犬歯誘導と呼び、丈夫な犬歯だけでかかる力を背負っているのです。

小臼歯を抜歯する場合があります

前から4・5番目の歯、つまり犬歯の隣にある歯を、第一小臼歯(しょうきゅうし)・第二小臼歯と呼びます。この歯はかみしめる際にあまり負荷がかからず、しかも第一・第二のどちらも似たような形状であり、果たしている役割も似ています。なので、このうちのどれかを抜歯し、スペースを作るケースが多いようです。

したがって、犬歯が後ろの列になってしまっている場合も、犬歯自体の抜歯はせずに矯正で、正しい位置へ戻してあげます。

抜歯後に矯正をおこなえば、見た目も改善されます

小臼歯などを抜歯し、ワイヤとブラケットで矯正をしていけば、歯は1列へきれいに移動し、すき間のない歯列となります。その患者さんにとって、そのあごの小ささに合う本数の分だけ、歯を1列に並べることができたということになるからです。そして食事をする際のかみ合わせも、改善されています。

治療の費用

・表側矯正 70万円から150万円程度

・裏側矯正 80万円から150万円程度

 

これは、あくまでもおおよそとなる目安です。一般的なガチャ歯よりもさらに大きく歯を移動させるため、通常よりも高額となり、治療期間も長くかかることが予想されます。加えて、医師の技術・経験・知識も必要となるでしょう。歯医者さん選びでは、無料相談などを使って実際に複数の歯医者さんへ訪問し、歯科医師としっかりコミュニケーションをとりましょう。そのうえで自分の大事な歯を「ここに任せたい!」と思えるところに決めましょう。

まとめ

高額となる矯正治療だからこそ、歯医者さん選びはしっかりしたいもの。近所だから、治療費がリーズナブルだから、などといった理由だけで決めないように。まともに矯正治療を学んでいない歯科医師によっての治療で、歯並びが改善されず、ほかの歯科医院で再治療、さらには訴訟といったケースもあります。決して安易に考えず、経験・技術・知識のある歯科医師のもとで、医療ミスのない治療を目指しましょう。

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